みなさんこんにちは。オールデン愛好家兼Webライターのhinokoです。
今回は特別企画「オールデンを300足以上所持しているコレクターにオールデンの魅力を聞いてみた」の後編をお届けします!
前編をお読みでない方はこちらからどうぞ!
【前編】オールデンを300足以上所持しているコレクターにオールデンの魅力を聞いてみた
前回の記事では当ブログ管理人のA Shine And Geek氏(以下 管理人)のオールデンコレクションのきっかけについて伺いました。
今回はコレクターだからこそ感じるオールデンの魅力について深掘りしていきます!
コードバンへのこだわり
――前回の記事では300足以上のコレクションについてお話を聞かせていただきましたが、オールデンを選ぶときのこだわりはあるのでしょうか?
形やサイズにはとくにこだわりはないのですが、オールデンを買うなら99:1でコードバンモデルがいいですね。

ズラリと並ぶコードバンのブーツ。ちなみに管理人はブーツを愛する「ブーツ野郎」だ。
――このブログの名前も『オールデンのコードバンが大好き』ですもんね。しかし、なぜ他の革ではなくコードバンなのでしょうか?
単純にコードバンの革の表情が好き、という理由もありますが、やはり惹かれるのは希少性の高さですね。
コードバン以外の牛革はコードバンと比較するとそこまで希少性が高くないんです。でもオールデンって高級靴だからカーフでも結構な値段がしますよね?それはオールデンのブランド力で値付けをしているからなんです。一方でコードバンは本当に希少。コードバンモデルもなかなかの値段ですが、革の希少性から考えると妥当な値段なんですよね。
――つまり、コードバンモデルはオールデンのブランド力に関係なく、商品に見合った価格が付けられていると?
そういうことです。本当によいものを適正な価格で購入できるんです。しかもコードバンは価値が落ちないので資産としても優秀です。
“価値が落ちるもの”が嫌い?
――他のシューメーカーではなくオールデンにこだわっているのはコードバンの希少性も関係しているのでしょうか?
それも大きいです。僕はセカンドマーケットがしっかりしているものを選びたいんですよね。つまり、価値が落ちるものが嫌いなんです。
――価値が落ちるもの、ですか?
たとえば僕はフェラーリに乗っているんですが、フェラーリは希少性が高いのでほとんど価値が下がらないんです。中途半端な車を買い替えるよりもよっぽど経済的です。「貧乏人はフェラーリに乗れ」なんて言葉もあるくらいですからね(笑)
――たしかにそう言われると納得ですが、それを実践してしまえるのがすごいと思ってしまいます(笑)
オールデンのコードバンも同じく、きちんとメンテナンスしていればしっかり売値がつく。僕は人も物も「価値が落ちない」を基準に選んでいます。「若いころはイケメンだったのに……」みたいな人には魅力を感じないですね(笑)
オールデンのブランドの在り方に惹かれて……
――とはいえ資産価値があるという理由だけで300足以上はコレクトしないのでは?他にオールデンに惹きつけられる理由があれば教えてください。
僕がアメリカの人の考え方や自由な雰囲気を気に入っていることですね。オールデンの歴史はアメリカの歴史そのもので、アメリカを代表する靴ですから。

管理人はアメリカを愛する「アメリカ野郎」でもある
――たしかにオールデンには歴史的にも文化的にもさまざまな“アメリカらしさ”が詰まっていますよね。
歴史の観点でいうと、チャールズ・H・オールデン氏の「この地で靴を作るんだ!」という気概や世界恐慌や戦後の経済でも常に一流の靴を作り続けたポリシーを尊敬しています。
――なるほど、先ほどの「価値が落ちるものが嫌い」という話もそうですが、管理人の価値観とオールデンのブランドの在り方そのものが合致しているのですね。
そうですね。オールデンは自分らしい靴、自分の思想に近い靴だと思っています。他の靴ではなくてオールデンを選ぶのは、オールデンに自分を投影しているからなのでしょうね。
――管理人のオールデン愛にはそんな気持ちが詰まっていたとは…… 感服です。
オールデンの魅力はコードバンやデザインだけにあらず!
今回はオールデンを300足以上保有するコレクターである当ブログ管理人 A Shine And Geek氏にインタビューをして、オールデンの魅力を教えてもらいました。
コレクターレベルともなるとデザインや作りといった靴の表面的な良さだけでなく、裏側に隠された作り手の思いやブランドとしての在り方を感じるようになるんですね。なんとも興味深い……
これを読んだみなさんが少しでもオールデンのブランドストーリーや靴に対するこだわりに思いを馳せてくれたら…… 書き手としてこれ以上の幸せはありません。
また、快くインタビューを引き受けてくださった管理人にこの場を借りて深く感謝いたします。

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◆おまけ
――ちなみにオールデンを買いすぎて奥様に怒られることはないんですか?
「足は2本しかないのに」とは言われますね(笑)あとは靴を置きすぎて部屋が狭いとも。でも、呆れているだけで怒られたり購入を止められたりといったことはないです。
――なんと懐の広い奥様……!私なら5足目あたりから夫婦会議を開くと思います。笑
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ライター:hinoko