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パテック・フィリップとオールデンがともに「極上ブランド」である理由とは?

こんにちは、時計担当のGoroです。前回に引き続き名門ブランド、今日紹介するPatek Philippe - パテック・フィリップ - (以下PP)は極上の名門ブランド、さらにブランドグループに属していない事でも有名です。愛好家は口を揃えて「いつかはパテック」と語ります。さてそんなパテックとはどんなブランドなのでしょう、詳しく紹介していきます。

究極のベーシックウォッチ、「カラトラバ」

※写真はPatek Philippe公式サイトから

まずは代表的なモデルをいくつか紹介していきますね。PPの中で僕が最も衝撃を受けたモデルは「カラトラバ」でした。

ラウンド型で6時の位置にあるスモールセコンド、均整の取れたバーインデックス。まさに究極のベーシックウォッチです。

際立つのがラグ(ベルトを付ける脚の部分)のフォルム。普遍的でありながら、実に優美な「脚線美」に脱帽します。しかし、ラグだけではありません。

インデックスの大きさから針の太さとまで、時計のあらゆるパーツそれぞれの調和が取れています。カラトラバは1932年にリリースされ、初代モデルをただそのままに継承しているわけではありません。

時代毎に微妙にディテールを変えた仕上げを施しています。特に拘っているのはケースの薄さでしょう。またオートマティックと並行して「手巻き」モデルを未だに採用しているのは間違いなく、薄く仕上げるためと思われます。

この薄さはファッション全体のコーディネートを考えた時に重宝するものです。スタイリッシュでありながら主張し過ぎ無いオールデンの外観とも、相通じると僕は感じます。

 

巨匠ジェラルド・ジェンタのデザインを採用した、ノーチラス

※写真はPatek Philippe公式サイトから

同社のフラッグシップ・モデルと言えばはやはりノーチラス。時計好きで無くても知っている製品で、デザイナーは時計界の巨匠、ジェラルド・ジェンタ。今でこそ大絶賛されている八角形デザイン、発表当時は「絶対に売れない!」と言われ続けていました。

腕時計といえばラウンドケースにレザーストラップが定番だった時代に「船舷(せんげん)の窓からインスピレーションを得た」とする異端な八角形ケースと、ステンレス製の破天荒な時計を歓迎するほど、スイス時計界は物分かりの良い業界ではありません。

巨匠ジェラルド・ジェンタも1970年代は、新進気鋭デザイナーの一人。オーデマ・ピゲでロイヤルオークを72年にリリースしたものの、名声を確立したとは言えず業界では懐疑的な見方が殆どでした。

ロイヤルオークが成功したかどうか、わからないタイミングでノーチラスを送り出した、当時のPP首脳陣の決断は今となっては英断と言って良いものです。

斬新と言われたこのデザインも現代では「スタイリッシュ」と評され、オールデンのプレーントゥからローファーまで幅広く相性が良い、フォーマルかつスタイリッシュな雰囲気を併せ持つデザインと呼ばれるようになります。

 

スタンダードなGMT機能を採用しなかった、ワールドタイム

※写真はPatek Philippe公式サイトから

多くのブランドで採用されている「異なるタイムゾーン」を示すGMT機能は、24時間針が独立して操作でき、ベゼル操作だけでホームタイムとローカルタイムを示すのが一般的です。

しかしこのスタンダードな機能も、時計好きでは無い人達が「直観的にわかる?」と言えば、必ずしもそうとは言えない気がします。

それに対して、PPのワールドタイムは10時の位置のボタンをプッシュするだホームタイム(出発地)の赤針が動き、主要都市のローカルタイム(仕向地)もディスクが連動して各都市の時間がまさに一目でわかる優れものです。

誰でも直観的に使えるワールドタイムはGMT機能のようにパイロットのようなプロユース時計ではありません。

ただこの使いやすさをムーブメントへ反映させるのはかなり高度な技術力が必要です。でもパテックはそれを可能にします。彼らは他社の手法を安易に採用すること無く、複雑なムーブメントを持ちながらも、シンプルに仕上げるのです。

 

パテックフィリップとオールデンは極上ブランド

PPは長年培った「高い時計製作技術」を持っている事で、愛好家から支持されるブランドです。しかし、彼らは決して愛好家だけを重視しているわけではありません。むしろ「時計を愛する人なら誰でも歓迎するブランド」だとも感じます。

そう、パテックは時折ビックリするほど大衆迎合な製品をリリースするのです。2021年12月に時計メディアを通じて発表された「ノーチラス」のティファニーダブルネームモデル(正式名称不明)がまさにそれでした。

※写真はPatek Philippeから

これは愛好家で無くても欲しくなる逸品、この辺のさじ加減がPPは絶妙なのです。名門でありながら、時折見せてくれる敷居の低さが同社の魅力とも言えます。どこかオールデンとの共通点が見えてきます。

オールデンのようなトラッドシューズとも相性の良いパテック。極上の両者をぜひ一度合わせてみてください。

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