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大谷翔平とグランドセイコー:時間の流れと野球の瞬間美

こんにちは、時計担当のGoroです。ご無沙汰しております、さて今日紹介するのは再びグランドセイコーになります。2024シーズン前、ドジャース入団会見でグランドセイコーをつけていた事は記憶に新しい所です。グランドセイコーと大谷翔平との関係性を時計界の情勢と絡ませて、紹介してゆきましょう。

広いアメリカではGMTが役立つ

※画像はグランドセイコー公式HPより

このモデルの独創性は、緩やかなカーブを描くかん足の側面に入れた斜面にある(公式HPより引用)

さて入団会見で、大谷選手が左手にしていた腕時計が話題となりました。彼が入団会見時に装着していたのはグランドセイコーのエレガンスコレクション、SBGM221になります。

GMT機能を持った、異なるタイムゾーンでも使用できる時計である事がMajor Leauger らしい気がします。意外に知られて無いかも知れませんが、アメリカは国土が広く東と西の間には3時間の時差があるのを忘れてはいけません。

例を挙げると西海岸のロサンゼルスから東のニューヨークへの移動だと、時差を感じるはずです。体調や生活をマネージメントするためにもタイムゾーンを理解して行動するにはこの時計は大変重宝するでしょう。

 

グランドセイコー:四半世紀を経ても色褪せない曲線美

そのグランドセイコーですが、筆者の過去記事にもあるように精度や時計のパフォーマンスはスイス時計と比較しても遜色有りません。大谷翔平同様、ワールドクラスの時計です。外観もシンプルでかつクラシカルであるため、流行に左右されない事に好感を持てます。

またダイアルもアイボリー色というやさしい色合いも大谷選手のイメージと重なります。ただ、中身(ムーブメント)はパワーリザーブ72時間という3日間稼働する優れものです。フツーのビジネスマンでも週末時計を外しても月曜日には時刻調整は不要です。

このSBGM221は個人的には、グランドセイコーの数あるモデルの中でも少し異彩な雰囲気を持っていると感じていました。調べたところ、つい先日見た会社の同僚が持ってきたグランドセイコーと同じデザイナーである事が判明したのです。

 

写真はSBGM221と同じ小杉修弘氏が1990年代にデザインしたSBGR001(私物写真)グランドセイコーにしては、曲線美を強調したモデル

筆者の同僚が、その父が遺品として譲り受けたのはグランドセイコー1998年製のSBGR001になります。デザイナーは「現代の名工」小杉修弘氏がデザインしたものでした。小杉氏のデザインは直線の中の巧みな曲線の活かし方が特徴です。

角張った印象が強いのがグランドセイコーのアイデンティティで、それを損なわずに緩やかな曲線をプロダクトに織り込む事が彼のデザインの特徴だと筆者は考えます。1998年製のSBGR001もまさにそれを体現したものです。

そしてそのデザインの特徴は1998年から約20年経過しても変わらず、優美な曲線を活かしたデザインはどんなに時代が移り変わっても色褪せません。尚このSBGR001に関する詳細は筆者のブログか、Fortza-Styleの筆者記事を参照してください。

 

精度とパワーとの共鳴、そしてフィジカルと技術の融合

大谷翔平のプレーも同じです。パワーやスピードといったモノは間違いなくワールドクラスですが、それだけでは限界があります。実は彼を語る時、常に注目を集めるのは彼のフィジカル的な部分です。

しかし様々な情報を集めると、テクニカルな部分も優れているからこそ、野球とベースボールという異なる文化の地でも力を発揮できるのでしょう。一般的にピッチャーも毎日同じ休息のボールを投げられる訳ではありません。

調子が良い悪いは、どんなにコンディションを整えても人間は機械では無いので、全く同じ投球ができるかどうかは投げてみないとわからないでしょう。

パワーと正確な技術を兼ね備えているから、様々な局面に出くわしても対応できる。同じようにピッチングとバッティングとの二刀流、これも相反する二つを上手く融合させる能力があるからこそ、永続的に野球界で活躍できるのでしょう。

 

高級時計、高級靴オールデン、大谷翔平との共通点とは?

高級時計と高級靴には共通点も多いです。卓越したクラフトマンシップと高い品質に多くの人が惹かれます。そして今回筆者はグランドセイコーとオールデンの共通点としてデザインにも多くの共通点があると感じました。

SBGM221の持つシンプルなデザインはプレーン・トゥのような伝統的な手法と同じです。シンプルで洗練されたデザイン手法は、どんなに時代が移り変わっても変わりません。

さらに高品質のコードバンレザーを採用するようにグランドセイコーも独自のザラツ研磨という他のブランドではあまり見られない下地処理をする事が特徴です。これはエッジを立たせる事で、より時計の立体感を強調する仕上げになります。

Alden 9901 and 990 pic

Alden 9901 and Alden 990

 

しかしこの仕上げ作業もスイスから導入された技術(研磨機)にも関わらず、近年は日本の時計ブランドが積極的に使っていることが特徴です。その中でもグランドセイコーと言えばザラツ研磨と言われるほど同社を代表する仕上げ方法になっています。

前述したように筆者は大谷翔平のコンスタントに力を発揮する永続性こそが彼のストロングポイントだと感じました。そして彼が会見時に装着したSBGM221との共通項でもあると思います。

時代の流れの価値観に左右されないからこそ、光り輝く、実は入団会見の時、足元にはオールデンを履いていたかも知れません?管理人さん、良ければ彼に相応しいオールデンをチョイスしてあげてください。オールデンとの組み合わせも絶対似合うはずです。

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