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夏のオールデンと相性抜群のパナマハットについて

こんにちは。イギリス大好き、アフタヌーンティー大好きなanzuです。

以前、私の人生の相棒として「RESOLUTE(リゾルト)のセルビッジデニム」をご紹介したのですが、今日は夏場の英国で、コーディネートに欠かせないとも言える「パナマ帽」についてご紹介します。

 

パナマ帽とストローハットの違い

パナマ帽とストローハットのイラスト

パナマ帽とストローハットの違いをご存知ですか?

夏の帽子といえばストローハットかパナマ帽!というようなイメージを持っている方も多いと思いますが、そもそもその2つの違いを知っていますか?
まずはその違いについて少しご説明します。

ストローハット

麦わらを素材とした「麦わら帽子」のこと。
麦わら以外にジュート、ラフィア、アバカ、シゾールなど他の天然草を素材としている場合もある。

パナマ帽(パナマハット)

主にエクアドル産のトキヤ草(パナマ草)を素材としたもの。
職人が、数ヶ月かけて天然のトキヤ草を手作業で編み上げるので、ストローハットに比べて高額。(1万円〜300万円ほどのものまで)

つまり、天然草を編み上げたものの総称をストローハットと呼ぶのに対し、パナマ帽は、トキヤ草を使ったもののみ。とても丈夫で軽く、しなやかです。高級で、取り入れるとエレガントな装いに仕上がります。少し値は張りますが、その理由は熟練の職人による、伝統的な製法による手作りだから。
詳しくは後ほど。

 

パナマ帽の発祥

パナマという地名が付いていますが、発祥の地はエクアドル。
16世紀頃、赤道付近に住むエクアドルの人々が、トキヤ草を編んで被っていたものだと言われています。

エクアドルの地図

ここで地理のお勉強。パナマ帽の故郷、エクアドルの位置です

「パナマハット」という呼称は、20世紀に入り、アメリカのルーズベルト大統領がパナマ運河建設の現場訪問時にこの帽子を着用したことで、世界中に広まり、そこから名称が「パナマハット」と呼ばれるようになったのです。ちなみに現地エクアドルでは「トキージャハット」と呼ばれています。

 

パナマ帽の製法

近年ではメキシコやコロンビア、日本製の素材も見かけますが、根本的にはエクアドル産。
その証明となる焼印があるもののみが本物のパナマハットであるとも言われています。
エクアドルでは、栽培から始まり、全ての工程を現地の職人が手作業で行います。

パナマ帽の焼印の写真

パナマ帽の内部には本物の証である「焼印」があります。

農場で大切に栽培されたトキヤ草は、その柔らかい草の内側のみを素材として使用。束にしたトキヤ草はまず大鍋て茹であげ、吊るして乾燥させます。もちろん自然の力のみで、ゆっくり乾燥させていきます。

乾燥が終わるといよいよ編み込み。全て職人が手作業で行います。細いトキヤ草を細かく均一に編み込むには相当な技術と時間を要し、本格的なものは1つ仕上がるまでに何ヶ月もかかります。

編み終わると脱色、または染色が行われ、成形。最後にリボンなどの装飾品を、手作業で1つずつ丁寧に付け、完成です。

このようにパナマ帽は、栽培、茹で、乾燥、編み込み、染色、成形、装飾、全てが人の手により、1つずつ丁寧に作られている芸術品なのです。

細かく編めば編むほどしなやかで軽く、弾力が出て、シルクのような見た目に仕上がります。編み目の細かさと編み方でグレードがあるのですが、最高級グレードだと、1つ作るのに3〜4ヶ月かかるのだとか。(年に3〜4個!)現在では、細かく裂いた材料を編める職人がかなり少なく、貴重性が高まっています。

ちなみに、「エクアドルのトキージャハットの伝統的な編み込み制作方法」は、2012年、ユネスコにより無形文化遺産に登録されています。パナマ帽の伝統技法は国際的に認められているのです。

パナマ帽の素晴らしい価値が分かっていただけたでしょうか?

コーディネート

パナマ帽は、スーツ、シャツ、デニム、Tシャツ、水着、浴衣、何にでも合わせられる汎用性の高いアイテム。

パナマ帽✖️スーツやシャツのイラスト

こんな感じにフォーマルな場面でもOK?

↑パナマ帽✖️スーツやシャツ
こなれた雰囲気でオシャレに敏感な「出来る人」のようなイメージ。

 

パナマ帽✖️デニム、Tシャツのイラスト

「RESOLUTE(リゾルト)のセルビッジデニム」にもキマる!

↑パナマ帽✖️デニム、Tシャツ
カジュアルなファッションに合わせると、一気に洗練された雰囲気に。

 

パナマ帽✖️水着、浴衣のイラスト

お祭りやビーチでも使えるパナマ帽

↑パナマ帽✖️水着、浴衣
周りの1歩先をいくハイカラな雰囲気。

パナマ帽はストローハットよりも高級感がありエレガント。どんなコーディネートも1ランクアップした印象になります。

ちなみに、夏場の英国ではパナマ帽を被った人だらけ。世界各国のブランドが翌年の新作モデルを発表し、 多くのバイヤー達が集う展示会「ピッティ・ウオモ」でも、大人気の注目アイテムになっているそうです。

 

パナマ帽の選び方

パナマ帽を試したことはあるけど似合わなかった・・・という方もいらっしゃるかと思います。パナマ帽は、決まった形状がなく、クラウンの高さ、天井の広さ、つばの広さなど様々なものがあります。自分の顔の形に合わせて選ぶのがポイントです。

 

クラウンの高いパナマ帽のイラスト

・面長タイプ・・・クラウンが高く、天井が小さいものがオススメ。深く被ることで、小顔効果があります。

 

 

 

クラウンの浅いパナマ帽のイラスト・丸顔、四角い顔・・・クラウンが低めで、天井が広いものがオススメ。丸顔の方は丸い形状、四角い方は四角い形状のものがよく似合います。

 

 

帽子というと、自分の顔の特徴を隠せるようにと面長の方が丸い帽子をかぶったり、丸顔の方が長さを出すためにクラウンの高い帽子を被ったり、としがちですが、実は自分の顔の特徴を強調するものの方が似合います。試してみてくださいね。

 

最後に

私自身、ストローハットとパナマ帽の違いをあまり知らなかったのですが、夏が近づくと英国人たちがこぞって被っている麦わら帽子ってなんであんなに素敵なんだろう?と聞いてみたところ、ストローハットではなくパナマ帽だからということでした。

そこからパナマ帽の複雑な作り方や、手作業でどれだけ時間をかけられたものなのか、その歴史や文化を知り、魅力にハマりました。

私は以前も書かせていただいたように、英国のアーティストによる手作業の服作りの取材に関わっていました。

湖水地方の農場で羊を育てて羊毛を作り、靴下やマフラー、セーターを作っている方、糸を選び、染め、デザイン、縫製全てを自宅の庭のシェッドで1人で手作業で行っている方、手編みの伝統を守ろうと、ヨークシャーの田舎町で住民たちと手作りでニットを作っている方、

そんな方々の元を何度も訪れ、話を聞き、工房を見せてもらっていく中で、「人の手によって丁寧に作られているもの」の貴重さ、素晴らしさを学びました。

安くて似ているものはいくらでも手に入れられる世の中ですが、どこで、誰が、どのように作ったのか、そのモノ1つにどれだけの魂が込もっているのか、バックストーリーがあるものはお金には変えられません。

パナマ帽を被っているとなんだか背筋がシャンとします。
自信が湧いて、何事もうまくいくような気になります。

自己満足でいいのです。それが大切。

人生は限られているので
「好きなもの、満足できるものだけ」
に囲まれて毎日を過ごしたいと思います。

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