オールデンを修理するなら～凄腕の靴リペアショップシリーズ～《BROSENT（ブロセント）》目黒

秋の爽やかな気候と澄んだ青空についついお出かけが捗りますね。一点、秋のお出かけの際に注意したいのが雨です。一年で最も雨が降るのは梅雨がある６月ですが、実は台風や秋雨の影響で１０月は２番目に雨が多いのだそうです。

そこで今回の『凄腕リペアショップ』シリーズでは、雨による染みにもしっかりと対応してくれる靴修理店をご紹介します。

Brosentの店内。広々としたカウンターにうっとりする

※写真は公式Twitterから

オーダーメイドとメンテナンスに強いリペアショップ『BROSENT』

『BROSENT』は革靴の修理・メンテナンスや、オーダーシューズ販売も行なっている目黒のお店で、靴界隈では有名なお二方、清水朝義氏・本間俊光氏の両名で営まれています。

皆さんのお気に入りのオールデンも一度清水さんの元でフィッティングチェックやアジャストを受けてみると、履き心地が向上しより愛着が湧くかもしれませんよ。なんとH Pには写真とメールで簡易フィッティング判定をしてくれるという情報が！凄い！

そんな本間さんの元には様々なオーダーが届きますが、ある時は『ゴッホの「星月夜」のイメージで染色してほしい』という依頼があり、非常にチャレンジングながらも納得のいくものを作り上げたとのことです。

ゴッホの「星月夜」のイメージで染色した作品

※写真は公式サイトから

この両名で営むBROSENTではオーダーシューズの依頼が人気ですが、メンテナンスやリペアといった靴を長持ちさせるためのサービスも行なっています。ベテランスタッフと信頼できる工場との提携で、トップリフトからオールソールまで幅広く対応してくれるそうですよ。

また雨や泥で酷い染みになってしまった靴や、色合いが飽きてしまった靴、シーンを選んで使いづらい靴などは、『染替え』をするというのはどうでしょう。

BROSENTの染替え技術は世界的に見ても貴重で、同業者からも依頼が絶えない人気サービスなのだそうです。

もちろん素材や状態によって染める色や染色の可否に制約はありますが、コードヴァンの染め直しも可能とのことなので、気になる方は是非一度相談してみてくださいね。

『BROSENT』の基本情報

BROSENTの最寄りはJR目黒駅、駅からは約1kmで徒歩12分程なのでちょっとしたお散歩ですね。少し距離はありますが道順はわかりやすく、駅前から目黒通り（都道312号）を道なりに行けば右手にお店があります。

お店は地下にあるので見落とさないように、店先の靴のディスプレイを目印にしてください。

目黒通りは白金台から目黒駅、都立大学駅を経て多摩川までの約10kmの都道の通称で、おしゃれなインテリアショップが非常に数多く立ち並ぶことから『インテリアストリート』とも呼ばれているそうです。

もしヴィンテージものがお好きであれば、BROSENTと目と鼻の先にあるインテリアショップ『Lewis』にも合わせて訪れてみてください。Lewisでは主に1960年代から1970年代の北欧・アメリカ家具やインテリア小物を販売しており、全てスタッフが厳選して仕入れた後、メンテナンスを行ってから陳列されているのだそうです。そのためユーズド品でありながらきちんと現役で活躍できる家具ばかりですよ。

大物だけでなく時計や食器といった小物も販売されているので、オールデンのリペアのついでにお土産にもいかがでしょう。

靴業界の実力者が営むBROSENT、リペア以外にもハイクオリティな染色やオーダーなど是非利用してみてください。