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オールデンが似合う、世界最古の時計ブランド!ブランパンの魅力を紹介

ブランパン本社

ブランパンの本社 写真は公式サイトから

こんにちは。時計担当のGoroです。

腕時計の世界は歴史が長いブランドほど、「名門」と呼ばれます。しかし、どんな「名門ブランド」も存続・継続することは簡単ではありません。長い歴史の中で遭遇する「危機」乗り越えてこそ「名門ブランド」と考えます。今日は休眠期間を経て復活した名門「ブランパン」と、オールデンにもコーデしたい理由を紹介します。

ブランパン公式サイト

1735年、ジャン=ジャック・ブランパンがヴィルレ村民名簿に時計職人として登録された

※写真はブランパンの公式サイトから

 

時計界の再生請負人、ジャン・クロード・ビバーによって復活!

インターネットで「世界最古の時計ブランド」で検索すると、ブランパンとヴァシュロン・コンスタンタン(以下VC)の2社が検索されます。

実はブランパン、1959年から1983年までの「休眠期間」があるブランドです。そのためブランパンは「現存する世界最古のブランド」と呼ばれます。対しVCは過去記事でも紹介していますが、「途切れる事無く継続しているブランド」です。

休眠中のブランパンへ「巨匠」が救いの手を差し伸べます。ジャン・クロード・ビバーを経営委員会・副会長として、フレデリック・ピゲ社がブランパンを買収します。彼はその後、ウブロなどでもその手腕を発揮し、「時計界の再生請負人」とまで呼ばれる人物です。

 

クォーツ時計全盛の時期にあえて、機械式時計!

ジャン・クロード・ビバーは時計界の優れた再生請負人でありながら、コレクターとしても有名。しかし単なる「趣味」だけで買収するとは到底考えられません。

同社が産み出してきた、タイムピースこそ後世へ残すべきもの。その想いで彼は再建を決断したと思います。まず、ビバーは在任中「複雑機構」に特化した製品づくりを中心に同社の再生を進めます。

当時はまだクォーツ時計の出現直後で、スイス時計界は大打撃を受けた直後でした。しかしビバーはそんな時期だからこそ、より「機械式」に拘り、他社では簡単に製造できない分野へ注力したのでしょう。

 

サブマリーナの影に隠れた「フィフティファゾムズ」

Fifty Fathoms

Fifty Fathoms(フィフティ ファゾムス)

 

ビバーとフレデリック・ピゲ社はブランパンの経営を「軌道に乗せた」後にスウォッチグループへ売却します。その後1997年、スウォッチGのもと、ヒットした時計がかつての名作「フィフティファゾムズ」でした。

1953年に誕生したフィフティファゾムズはフランス海軍を初めとするプロダイバーから圧倒的な支持を得た本格ツールウォッチでした。唯一の誤算が翌年発売されたロレックスのサブマリーナー、その人気の影にすっかり隠れてしまった事でした。

その後フィフティファゾムズはブランドの休眠も重なり、人々の記憶から消え去った時計へなってしまいました。

 

ビバーはあえて「フィフティファゾムズ」の復活を手がけなかった?

「フィフティファゾムズ」が開発された1953年と、復活させた1997年当時の両CEOは二人ともダイビングをこよなく愛して、その魅力を存分に理解している人物でした。

ビバーはダイバーでは無いゆえに、「フィフティファゾムズの復活」を提案しなかったとも推測できますが、「敢えて手掛けなかった」と僕は考えます。彼ほどの「目利き」がこんな秀作を見逃すはずはありません。

ただ、ブランドの認知には時間が必要です。空白期間のあったブランパンは23年間も世間から忘れられていた事も事実。彼が「時間をおいて熟成させるべき」と判断してもおかしくはありません。

ブランパンを1992年にスウォッチグループへ売却する事すらも思い描いていたストーリーだった。フィフティファゾムズ復活と未来は「スウォッチGへ託した」という事は僕の思い込みでしょうか?

 

オールデンが救済したホーウィン社があるからこそ、いまがある

工房

※写真は公式サイトから

優れたブランドには語り継がれる美しいストーリーがあります。オールデンもそれは同じ。クライシス(危機)もあり、それらを乗り越えたからこそ「いま」があるのです。

1960年後半にあったオールデンの危機はコードバン素材の提供源ホーウィン社の経営危機でしょう。その危機に対し、オールデンは何と需要換算で約2年分のコードバンを購入し同社を救済しています。

ホーウィン社の内部画像

内部へ入るには受付で訪問の理由と個人情報を伝える必要がある

※写真はシカゴにあるホーウィン社の様子

もしオールデンがホーウィン社を救済できなかったら、オールデンのコレクションからコードバンの製品が消えていたかも知れません。重大な判断を下した当時の経営陣も未来のオールデン像を常に思い浮かべ救済を決断したのでしょう。

ホーウィン社については別の記事があるのでそちらもチェックしてください。

オールデンを語るなら老舗タンナー「ホーウィン社」のコードバンを語れ

コードバンの特徴について

【オールデン】コードバンの特徴をおさらい!取扱いの注意点や手入れの方法も紹介

 

ブランパンとオールデンのコーディネートには理由がある

ブランパンはドレスウォッチのみならず、プロフェッショナルウォッチでも評価された、稀有な名門ブランドです。伝統的な「ドレスウォッチ」の枠に固執しなかった事も彼らを復活へ導いたのでしょう。

先日僕はブランパンのブティックで「フィフティファゾムズ」を手にした感触は衝撃的でした。ダイバーズウォッチとは思えない薄いスタイリッシュなケース、それでいて300M防水のスペックを持つ。

これまで僕が抱いていた「ダイバーズウォッチの常識」を根本から覆す、クラシックとモダンとの融合を見事に体現させたモデルでした。

オールデンもクラシックなスタイルでありつつ、優れた実用性を併せ持つブランドです。何よりどんなに時を経ても色褪せない優美さはブランパンと重なる部分を感じます。ぜひこの二つをコーディネートしてください。

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