Alden Diary

《日本靴磨き選手権2025》今年から「SHOESHINE GRAND PRIX」に進化!東京スカイツリーで世界を目指す戦いへ

SHOESHINE GRAND PRIX

今年もSHOESHINE GRAND PRIXがやってくる!

※写真は大会公式サイトから

こんにちは、うりちきです。

梅雨のじめじめも少しずつ和らぎ、夏らしい気候となってきましたね。

愛用のオールデンに雨染みやカビなどは発生していないでしょうか。

この時期こそ、メンテナンスに時間をかけたり、じっくりと「靴磨き」を楽しんでみるのも良いかもしれません。

さて今回は、9月から10月にかけて開催される日本最大の靴磨きイベント「SHOESHINE GRAND PRIX(旧:靴磨き選手権大会)」についてご紹介します。

「靴磨き大会」自体が初耳の方もいらっしゃるかもしれませんが、実は日本の靴磨き技術は今や世界に誇れるレベルに至っています。

さらに年々パワーアップするこのイベントは、もはやオールデン好きなら見逃せない「革靴の祭典」といえるでしょう。

今年2025年は大会6年目となり、規模も内容も大きく進化しました。

決勝戦の舞台は、日本文化の発信地でもある「東京スカイツリー」。新たな部門も創設されて、これまでにない盛り上がりが期待されています。

本記事では、大会の概要から見どころ、注目選手まで、オールデン愛好家視点でわかりやすくまとめていきたいと思います。

 

靴磨き選手権大会とは?6年目を迎える卓越した技術の祭典

「靴磨き日本選手権」として始まったこのイベントの第一回大会は、2018年に銀座三越で開催されました。

ロンドンで行われている「靴磨き世界大会」でチャンピオンに輝いた長谷川祐也さんが、日本でも同様の大会を開催したいと立案したことが発端です。

World championship of shoeshine

World championship of shoeshine 2017

※写真はBrift Hのアーカイブから。世界大会で優勝した時の長谷川さん。

 

初回大会では、本職の靴磨き職人に参加が制限され、20名の精鋭が頂点を目指して技を競いました。

「技術・審美性・スピード」の三拍子が揃った競技内容と、会場に満ちた緊張感や熱気などが話題を呼び、靴好きの間で一気に注目が高まりました。

その後も大会は回を重ねるごとにファンを増やし、コロナ禍による中断(2021年、2022年)を経て、今年2025年に第6回目の開催を迎えます。

大会の目的である「靴磨き文化の発信と発展」に基づき、プロ・アマ問わず靴磨きを愛する全ての人が参加できるイベントへと成長を見せています。

 

2025年からの進化:「SHOESHINE GRAND PRIX」へ

2025年大会でもっとも注目すべき変化は、大会名称の改称です。

今年から、従来の「靴磨き選手権大会」より「SHOESHINE GRAND PRIX」へと名を改め、新なスタートを切ることになりました。

これには、日本国内にとどまらず「世界を視野に入れた競技として靴磨きの価値を発信していきたい」という思いが込められているそうです。

ロンドンで行われる世界大会との連携も強化されるとのことで、大会入賞者が国際大会へ挑む足がかりにもなりそうですね。

 

大会スケジュールと、新設された「LOVERS部門」

2025年大会は、予選ラウンドが9月に福岡と北海道で実施され、勝ち抜いた選手たちが10月に行われる東京決勝に進出します。

今年注目したいのは、これまでの「SOLO部門(プロフェッショナル部門)」に加えて、新たに「LOVERS部門」が設けられたことです。

こちらは靴磨きを本業にしていない、いわば「靴磨きラバー」たちが参加する部門で、趣味として続けてきた靴磨き技術を堂々と披露できるステージとなっています。

こうした新部門の追加は、より多くの革靴好きへと門戸を開き、まさに「靴磨き文化」を育てていくための取り組みといえるでしょう。

 

決勝の舞台は東京スカイツリー!

今年の決勝会場は、東京スカイツリーのイベントスペースが予定されています。

東京を代表する観光地であり、日本文化の発信地としても知られるこの場所で、全国から集った靴磨き職人たちが、腕を競い合うというわけですね。

大会の模様は、靴好きであれば誰でも観覧することができます。

さらに今年も、イベントを存分に楽しめる有料席が用意されています。

間近の席で選手たちの手元をじっくりと観察できるほか、控室の訪問や限定グッズの付属など、大会を楽しみ尽くせるスペシャルパッケージとなっています。

また、競技者名簿や大会グッズのオンライン販売もすでにスタートしています。

応援したい選手のプロフィールや大会ルールを予習して、観戦をさらに楽しむのも一つの手ですね。

 

大会歴代王者と注目したい靴磨きの名店

これまでの大会を振り返ると、「THE WAY THINGS GO」と「Brift H」の名前が何度も登場します。

第一回から三回までの優勝者は、大阪の名店「THE WAY THINGS GO」に所属する靴磨き職人です。

そして第四回・第五回の二連覇を達成したのが、「Brift H」の新井田隆さんです。

Brift H」といえば、大会を立案したMr.シューシャイナーこと長谷川裕也さんが創設した靴磨き店ですね。

本ブログの過去記事では、それぞれの店舗や職人についても詳しく取り上げていますので、興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。

The Way Things Go

一見して洗練されたお店であることがわかります

 

Mr.シューシャイナー、世界の長谷川裕也さん

 

まとめ

今回は、今年で第6回目を迎える靴磨きの頂上決戦「SHOESHINE GRAND PRIX(旧・靴磨き選手権大会)」をご紹介しました。

福岡・北海道での予選、東京スカイツリーでの決勝開催に加え、今年はアマチュアも挑戦できる「LOVERS部門」が新設されるなど、これまで以上の進化を見せています。

「靴を磨く」という行為を、ただの作業ではなく、技術と美意識の競技へと昇華させたこの大会。革靴を愛するすべての人にとって、単なるイベント以上の価値があるといえるでしょう。

靴磨き文化がどこまで深まり、どんな未来を見せてくれるのか。 

今年の大会も、ぜひ注目してみてくださいね。

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