こんにちは。先日の地震で被災した方々には心よりお見舞い申し上げます。不謹慎な発言かも知れませんが揺れを感じるとオールデンのクローゼットとウィスキー(コードバンの色ではなく、お酒)のラックが気になってしまうA shine and geekです。
今回は「アメリカントラディショナル」や「古き良きアメリカ」のアイコンとも言える靴「サドルシューズ」を紹介します。存在感のあるデザインなのにトラディショナルで綺麗なスタイルにも、カジュアルなデニムスタイルにもしっくりと合ってしまう不思議な魅力を持つ靴です。本日はそんなサドルシューズの中でもレアなモデルであるオールデン「5996」について書いていきます。
A shine and geekのインスタグラム @newyorkandtokyo ではオールデンの写真を多数アップしてます。
オールデン5996とはどんな靴?
今回の主役はオールデンのサドルシューズの中でも、あまり情報のない「5996」。個人的にオールデンのコードバンサドルシューズと聞けば、アメリカで流通量の多い「994」「993」というモデルが頭に浮かびますが、この靴はそれらよりもっと無骨で豪快な印象を与える特別なサドルシューズです。
参考までに以下の写真がアメリカで多く流通しているサドルシューズ「994」です。見比べてみてください。
その理由は「994」や「993」より一回り大きいアウトソールに乗っていることと、シングルレザーソールより厚みのあるダブルレザーソールを採用されているからです。これらの特徴から重量感が増し、太めのパンツや、やや丈の長いパンツにもバランスを保つことができます。
オールデン「5996」の基本的な情報
ラスト:モディファイドラスト
スタイル:サドルシューズ
革:シェルコードバン
カラー:ダークバーガンディー(♯8)
アウトソール:ダブルレザーソール
ウェルト:360度フラットウェルト
英語での表記
Alden 5996 Dark Burgundy Cordovan Saddle Oxford
日本語での表記
オールデン 5996 ダークバーガンディーコードバン サドルシューズ(サドルオックスフォード)
5996の魅力をあらゆる角度から探る
一癖も二癖もある特徴的なデザイン「5996」をあらゆる角度から探ります。
トゥの仕様
プレーントゥ同様に磨ける範囲(輝く面積)が広く、惜しみなく愛情を注げます。開口部はいわゆる「バルモラル」や「内羽根式」と呼ばれるデザインなのでトゥ部分からフラットなシルエットが足首まで続きます。
装飾について
サドルシューズはパーツとパーツの接続部分にパンチで打刻したような豊かな装飾があるため華やかな印象です。特にこのモデル5996はアイレット(靴紐を通す穴)に真鍮を使っているので、より豪華に見えます。
背面に回り込むとオールデンのサドルシューズの特徴的な景色が現れます。
アッパーの革
もちろん「ホーウィン社」のシェルコードバンを使用しています。カラーはダークバーガンディー(通称、No.8とかカラー8とも呼ばれます)です。
アウトソールとウェルト
「ダブルレザーソール」(厚みのあるソール)と「360度フラットウェルト」(面積の広いソール)の両刀が生み出す貫禄。「5996」の印象を決定的なものにするディテールはこの二点であると考えます。
オールデン 5996 サドルシューズのまとめ
オールデン5996はユニークなデザインでありながら、例えばチノパンやウールパンツなどトラディショナルスタイルにも、またデニムやヒッコリーストライプなどカジュアルスタイルにもコーディネートしやすい、とても応用範囲の広い靴です。さらにパンツの太さや丈(たけ)を変えることで、ワークスタイル寄りのテイストも楽しむことができる靴なのです。
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