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オールデンとRIMOWA(リモワ)──こだわり派が愛し続ける「旅の道具」の共通点

RIMOWAとAldenの関係

こんにちは、うりちきです。

3月に入り、少しずつ春らしい空気を感じる日も増えてきましたね。旅行や出張の機会が増えるこの季節、みなさまの旅支度はいかがでしょうか。

さて、今回はいつもと少し違う話題をお届けしたいと思います。

今月のテーマは、スーツケースブランドとして世界的に知られる「RIMOWA(リモワ)」です。

「オールデンブログで、なぜスーツケース?」と思われるかもしれません。

しかし両者にはよく似た哲学が根底にあり、オールデン好きな方ほど、RIMOWAに対してどこか通じるものを感じるはずです。

当ブログの読者様には「旅の相棒」という視点でRIMOWAを、そしてRIMOWAファンの方には「長く付き合う革靴」という入り口でオールデンを。相互理解を深められるような内容として、両者の共通点を整理してみました。

こだわり派の道具として、なぜ両ブランドが支持され続けているのか。本記事ではその重なりを紐解いてみたいと思います。

 

RIMOWAの傷について

RIMOWAの傷や凹み、ステッカーは「味」になる

 

傷や凹みが「味」になる、という共通の哲学

RIMOWAのスーツケースには、使うほどに「個性(Persönlichkeit)」が生まれ、その人の道具になっていく、という考え方が根付いています。

特にアルミニウム製のモデルは、旅を重ねるほどキズや凹みが刻まれていきます。

RIMOWAを愛用している方の中には、そうした痕跡を「旅の記憶」として肯定的に捉える人が多い印象です。

これはオールデンの、特にコードバンを履き込んできた方であれば、強く共感できる感覚ではないでしょうか。

履き込むほどに深みを増すシワ、使うほどに変化する光沢、そして自分の足に馴染んでいく独特の経年変化。オールデンファンが「育てる」という言葉で靴を語るように、RIMOWAユーザーもまた、スーツケースのキズや汚れを「個性」として愛用し続けます。

どちらも、新品の美しさを守り切るよりも、使い込まれた物語を愛する。

この「道具との付き合い方」こそが、両者の一番分かりやすい共通点かもしれません。

 

RIMOWAのブランド

「土地と思想を手放さない」姿勢が強いブランドを生む

 

クラフトマンシップと「産地」へのこだわり

RIMOWA1898年、ドイツのケルンで誕生したブランドです。

創業から現在まで、RIMOWAは素材や構造を時代に合わせて更新してきました。

初期は木製スーツケースから始まり、航空機に着想を得たアルミニウム製、さらにポリカーボネート素材へと、旅の道具としての進化を重ねています。

現在はLVMHグループの一員となりましたが、それでもRIMOWAは「Designed in Germany(ドイツで設計)」という軸を強く打ち出し続けています。

モノグラムには、ケルンの象徴とも言える「ケルン大聖堂」が意匠として取り入れられており、時代が変わっても生まれ故郷への敬意を大切にしていることが伺えます。

この「土地と思想を手放さない」姿勢は、マサチューセッツ州ミドルボロウで生産を続けるオールデンと、どこか重なりますね。

多くのメーカーが効率を優先して生産体制を変える中でも、ルーツを軸に「ものづくりの芯」を守ろうとする。そうした、コストよりも品質と誇りを優先する姿勢が、長年のファンに支持され続ける理由の一つになっているのではないでしょうか。

▷ 「マサチューセッツ州ミドルボロウ」にこだわり続けるオールデンの歴史については、ぜひ過去記事も参考に

オールデンの歴史と魅力:マサチューセッツ州で140年続く伝統とこだわり

 

「長く使う」前提の設計──保証とリペアの思想

RIMOWA2022725日以降に購入したスーツケースを対象に、「生涯保証(Lifetime Guarantee)」を導入しています。

ここで大事なのは、対象が「機能的な損傷(functional damage)」である点で、例えば外装の擦れなどの「見た目の経年変化」は対象外、という線引きがなされています。

この線引きに、RIMOWAらしい誠実さが出ていると私は感じます。

「旅の記憶」としてのキズは大切にする。一方で、機能として壊れた部分は責任を持って直す。

ここにやはり「旅の道具を長く使う」思想が見えます。

そして、この長期使用の前提もまた、オールデンの設計思想と共通するものがあります。

オールデンの多くのモデルは「グッドイヤー・ウェルテッド製法」で作られており、摩耗したソールを交換しながら履き続けられる構造です。

RIMOWAは保証、オールデンはリペア。アプローチは異なっても、根底にあるのは「長く使われることを前提とした道具づくり」という点で、両者はよく似ています。

 

こだわり派が「長く使う道具」に惹かれる理由

RIMOWAもオールデンも、いわゆる「気軽な買い物」ではありません。

ただ、両者が支持される理由は、単なるスペック比較や価格帯の話では終わらないところにあります。

消費するのではなく、育てる。

使い捨てではなく、長く付き合う。

この価値観を楽しめる人たちにとって、RIMOWAは旅の相棒として、オールデンは日常の相棒として、どちらも「時間をかける意味がある道具」となります。

休日の朝にゆっくりと靴を磨く時間。旅から帰ってスーツケースのキズを眺める瞬間。

そうした時間を、手間ではなく楽しみとして受け取れる人たちが、両者の愛用者に重なっているように思います。

 

まとめ

今回は、オールデンとRIMOWA(リモワ)という一見異なるブランドの共通点について整理してみました。

両者に共通しているのは、スペックや価格の話ではなく、「物と長く付き合うことを前提に設計されている」という点です。

キズを味と捉える感覚、産地へのこだわり、そして長期使用を支える保証・リペアの発想。これらはどれも地続きの思想から生まれているように感じます。

旅に出る機会が増えるこれからの季節、スーツケースを新調したいというオールデンファンの方は、RIMOWAを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

またRIMOWAを愛用する旅好きの方は、次の旅の一足に「長く使える革靴」を検討してみるのも面白いと思います。

ローファーのような軽快な一足も良いですし、映画「インディ・ジョーンズ」で知られるインディブーツのような相棒感のある一足も、旅の気分を盛り上げてくれるはずです。

 

▷ 革靴が初めての人にもおすすめ、オールデンの代表モデルはこちらも参考に。

【保存版】オールデン初心者向け:革靴の種類の基本と選び方、オールデンのモデル紹介

 

足元のオールデンと、旅の相棒RIMOWA

どちらも、こだわり派の「支度」を静かに支える道具として、長く愛され続けているのではないでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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