オールデン 9071 ブラックコードバン キャップトゥ バルモラル

初めまして。「オールデンのコードバンが大好き」で記事を書くことになった「ごりうす」です。これからゆ〜っくりではありますが記事を投稿していきますのでよろしくお願いします。

オールデン 9071について

ダイヤのような輝きを放つ！オールデンのコードバン靴「9071」をご紹介します。

「革のダイヤモンド」と呼ばれるほど美しい輝きを放つ、オールデンのコードバン

日本語での表記
オールデン 9071 ブラックコードバン キャップトゥ バルモラル（ストレートチップ バルモラル）

英語での表記
Alden 9071 Black Cordovan Cap toe Balmoral - Straight Tip Bal -

データ

オールデンの中でも非常に人気の高いコードバンモデル。魅了される愛好家は多いです

コードバンとは？

オールデンの靴の製作は、まず革の選定から入る上に完成までに200もの工程を経ると言われています。さらに、コードバンは農耕用の馬のおしり部分からとれる皮をなめして利用するため、とれる数が非常に少ないのです。そもそも農耕用の馬というのは、現代では希少種。このため、希少価値の高い高級革として取り扱われています。この希少性から、1足が仕上がるまでに約半年程度の時間がかかります。ちなみに、オールデンが使用しているコードバンは、非常に良質な革を生産することで有名なHORWEEN(ホーウィン)社のものを使っています。

コードバンの魅力

さて、それだけ時間をかけて作られるオールデンのコードバンは、この艶にうっとりすることはもちろんですが、履き続けることによって経年変化による革の艶や質感がより味わい深くなっていく様子を楽しむこともできます。実はコードバンは色が落ちやすいという特性があるのです。このため、割と早い段階からその色の変化を感じることができます。また、馬の革を利用していることから牛革の靴とはちがった輝きと質感を持っていることも魅力の一つです。素材としては、かなり柔らかいのですが、形状記憶に優れているため、履けば履く程「自分の靴」として馴染んでいくのも嬉しい特徴です。

コードバンを履く際の注意点

一方で、コードバンは非常に水に弱いという性質も持っています。水滴がついたままの状態で置いておくと、数分程度でシミになるほど水に弱いのです。ですから、雨の日や雨が心配される日は靴箱にしまっておくのが得策です。また、傷がつきやすいということもありますので、この点は気を付けて履いていきたいですね。

バルモラル（内羽根式）、色、シングルレザーソールと、フォーマル要素に油断がありません

今回の一足

今回の最高の一足は「オールデン 9071 ブラックコードバン キャップトゥ バルモラル」。コードバンのブラックはさほど珍しい色ではありませんが、コードバンのこのモデルは日本での流通量が非常に少ないとされています。ですから、セレクトショップなどで入荷されても、すぐに愛好家たちが購入していきますので、実物にお目にかかれることはなかなかありません。バルモラルというのは、内羽根式の革靴を指すワードです。内羽根式の靴は、フォーマルな場面で使いやすいデザインです。重厚感のあるスーツやジャケットと合わせると相性が抜群です。会社でのプレゼンや商談だけでなく、大事な人との大切なひと時こそ、この靴の魅力がより一層光る場面ではないでしょうか。

靴を履くのは愛好家としての楽しみの一つですが、これを磨いてその輝きを眺めるのも醍醐味です。特に、このタイプはキャップトゥを自分好みの輝きに磨き上げるのが最もおすすめです。ある程度でとどめて落ち着いた雰囲気に仕上げても、ピカピカに磨き上げてダイヤモンドのような光沢を表現するのも、どんな輝きもモノにします。愛好家の皆さんには、コードバン9071を一度手に取って、その輝きを是非堪能していただきたいです。

※2020年7月16日追記
この記事で紹介している9071はブラックコードバンモデルですが、Color 8（ダークバーガンディーコードバン）で作られた同型のモデルも存在します。型番は9070です。

インソールに「Citi Shoes」の文字が輝きます

オールデン9071を後方から撮影

※2021年1月7日追記
上記、ニューヨークにあるCiti Shoes（シティシューズ）から販売された9071の写真も追加します。「シティシューズ」はオールデンニューヨークショップの近くにある靴店です。オールデン以外の紳士靴ブランドも扱い、派手ではありませんが丁寧な接客をしてくれる老舗です。