
オールデンの純正シューレース
こんにちは、うりちきです。
今回から愛用のオールデンを出来るだけ長く履くために、メンテナンスや各パーツの交換時期についてのシリーズを始めます。
初回となる今日は、交換頻度も比較的高い「靴紐(シューレース)」についてみてみましょう。
靴紐の交換時期
まずオールデンの靴紐の交換時期ですが、『紐に少し毛羽立ちを感じた時』がおすすめの交換タイミングです。
使用頻度にもよりますが、だいたい半年を目安に、長くても1年に一度は交換するのが良さそうです。
パーツの中でも手軽に手に入るので、気分転換も兼ねて1~2ヶ月で交換される方もいるようですよ。
何気ない部位ではありますが、毛羽立ちのない靴紐を締めることで、靴全体が引き締まった印象になるので定期的な交換がおすすめです。
靴紐の種類と選び方
さて靴紐の交換は、現在ついているもの(オールデンの純正)と同じ種類のものを使うのが確実ではありますが、あえて違うタイプの紐を合わせてみるのも一興です。
比較的安価に入手できるパーツなので積極的に色々試してみて、愛用のオールデンの新しい魅力を探してみるのもよいですね。
そこでここでは、オールデンをはじめとした革靴に一般的に使用されている靴紐の種類と選び方についてご紹介しましょう。
蝋引き紐とガス紐
革靴に使用されることの多い靴紐は、主に「蝋引き紐」と「ガス紐」の2種類です。
「蝋引き紐」は、その名前の通り紐の表面を蝋でコーティングしたものですね。
一方「ガス紐」はコーティングがなく、紐の表面をガスの火で炙ることで毛羽立ちを抑えた紐となります。
それぞれの特徴を下記に簡単にまとめました。
◆蝋引き紐(ロー引とも呼ばれる)
・頑丈でピンと硬い
・高級感がある
・耐久性が高く、毛羽立ちにくい
・水に強い
◆ガス紐(綿,コットンとも)
・艶が少なく、柔らかい印象
・蝋引き紐より毛羽立ちが早い
・使い始めから馴染みがよく、しっかりと結びやすい
蝋引き紐はコーティングの艶があるので、ドレッシーな靴に使用されることの多い紐です。
一方ガス紐は蝋引き紐よりもカジュアルとされ、ヴィンテージシューズなどによく使用されます。
ただしこの辺りは好みによるので、『冠婚葬祭だから絶対に蝋引き紐!』ということもなさそうです。
※A shine and geek から一言:蝋引きのことを「ワックスド」と呼ぶこともあります。
(参考)冠婚葬祭用に一足持っておくと便利な『内羽根×ストレートチップ』モデルの「ALDEN9016、9015」についてはこちらも合わせてどうぞ
丸紐と平紐
次に靴紐の形についてみてみましょう。
靴紐の形状(型)は大きく、断面が円の「丸紐」と楕円の「平紐」に分けられます。
また「丸」や「平」に合わせて「編み紐(石目柄)」の表記がある場合、綿をニット状に編み込んだ紐を指します。
それぞれの特徴を下記に簡単にまとめましょう。

蝋引きされたオールデンの丸紐
◆丸紐
・フォーマルな印象
・強度があるが少し解けやすい

蝋引きされたオールデンの平紐
◆平紐
・クラシカルな印象
・丸紐より解けにくいが強度に少し劣る
◆編み紐
・カジュアルな印象
・伸縮性に優れフィット感が高くなる
この辺りは基本的に好みで選んでOKですが、冠婚葬祭にはベーシックな丸紐が好まれるようです。
平紐は接地面積が大きい分、丸紐よりもホールド力が少し高くなりますが、締めた時にねじれがないように注意しましょう。
※A shine and geekから一言:スニーカーを収集している「スニーカーヘッズ」達もこのポイントは気にしています。どれだけかっこいい靴を履いている人に会っても、ねじれがあるとがっかりするそうです。足元をみられないように!
紐の太さ
丸紐・平紐共に、靴紐の太さにも幅があります。
こちらも好みですが、一般に細いほどドレッシー、太くなるほどカジュアルな印象とされます。
フォーマル用のシャープな靴には細い紐、無骨でゴツゴツとしたブーツなどには太めの紐を合わせるのが良さそうですね。
ただし、アイレットの径によっては太い紐が通りにくいことがあるので、もともと細い紐が使われている靴の場合は特に注意してください。
紐の長さ
最後に靴紐の長さです。
靴紐は短いと結びにくく不格好となり、長すぎても結んだ余りを踏んづけて解けてしまいがちですね。
好みもありますが、一般にアイレットの数によって適切な靴紐の長さの目安は計算できます。
アイレットの数 |
長さの目安 |
3 |
65cm |
4 |
70cm |
5 |
75cm |
6 |
80cm |
オールデンの純正シューレースでは、5アイレット用に76cm、6アイレット用に83cmとなっています。
また、2アイレットのチャッカブーツ(ALDEN1339など)には専用の53cm、8~9アイレットのブーツ(ALDEN405や4540Hなど)には140cmとなっています。
(参考)オールデンの三大ブーツについては、こちらも参考にしてみてください。
オールデンに合わせたい靴紐
一般的な靴紐の種類と選び方を一通りみたところで、オールデンにおすすめの靴紐をいくつかご紹介しておきましょう。
オールデン純正
まずはなんといってもオールデン純正シューレースですね。

オールデンの純正シューレース
日本国内においてオールデン純正では、大きく下記の3種類×2色(黒・茶)が販売されています。
・蝋引き丸紐_太さ2mm(ロウ丸)
・蝋引き平紐_太さ4mm(ロウ平)
・ガス平紐_太さ7mm(綿平)
これらはオールデンのシューズや純正ケア用品を数多く取り扱うNATORIYAさんなどで入手できますよ。
※A shine and geekから一言:シューレースを作ることはそれほど難しいことではないので"オールデン純正を名乗ること"も容易にできます。世界中に純正が存在すると思っておいてよいでしょう。
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)
紗乃織靴紐は、M.モウブレイなどを扱うR&Dから販売されている日本製靴紐です。
特徴として、独自配合の蝋を1本1本手作業で染み込ませ、しっかりと時間をかけて乾燥させることで、ほどけにくく形を作りやすい抜群の使い心地を実現したそうです。
販売されているのはいずれも蝋引きの丸紐と平紐で、色はそれぞれ黒と茶の2色となります。
また編み紐なので、少しカジュアル寄りの印象となるかもしれません。
丸紐の太さは約2mm、平紐は約3.5mmで、平紐の長さ120cmのみ5mmの幅太があります。
サフィール
他の靴と差をつけたい、オリジナリティを求める方はこちらもおすすめです。
サフィールは言わずと知れた世界を代表するシューケアブランドですが、オリジナルの靴紐はなんと驚きの14色展開となります。
黒や茶といった定番カラー以外に、黄色や赤、水色などかなり攻めた色も販売されていますよ。
こちらは蝋引きの丸紐(太さ1.5mm)で長さは75cmとなります。
また更に高い品質を求める方には、ハイグレードラインである「サフィールノワール」の靴紐もおすすめです。
こちらは同じく蝋引き丸紐で、黒・茶(ボアブラウン)・薄茶(タバコ)の3色展開となります。
長さは75cmと90cm、太さは1.5mmと2mmから選ぶことができますよ。
《おまけ》靴紐の結び方
最後に靴紐の結び方について軽く触れておきます。
最もスタンダードな「シングル」は既に活用している人も多いかと思います。
こちらはすっきりとした見た目かつ紐が緩みにくいので、長時間脱ぎ履きしない場面や冠婚葬祭にはこれで間違いがないでしょう。
更に合わせて覚えておきたいのが「パラレル」という結び方です。
こちらはシングル同様に紐が平行に並ぶ結び方ですが脱ぎ履きがしやすく、足によりフィットする結び方となります。
まだ足に馴染んでいない靴を履く際に是非試してみてくださいね。
まとめ
今回は靴紐の交換タイミングと、靴紐の種類や選び方についてご紹介しました。
千切れない限り使えてしまう靴紐ですが、毛羽立ちのない美しい靴紐は靴全体をシャッキリと見せてくれます。
「神は細部に宿る」の精神で、是非定期的に交換してあげてくださいね。
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