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オールデンでフィールドに出るならエクスプローラーⅡが似合う

Rolex explorer-iiの画像

ロレックスのエクスプローラーⅡがオールデンに合う理由

※写真はロレックスの公式サイトから

オールデンコレクターの皆さん、こんにちは!腕時計担当のGoroです。前々回の記事でモデルチェンジを的中させ調子に乗っています。

「エクスプローラー 」についてはこの記事を読み終えた後に合わせてご覧ください。

ついにモデルチェンジか?エクスプローラー1とオールデンで冒険者になろう

 

名前が似ているから兄弟みたいなエクスプローラーⅠとⅡ、実は開発コンセプトは少しだけ異なります。でもやはり兄弟。今日はその理由を繙き(ひもとき)ます。誕生やモデルチェンジの歴史、性能についても順番に紹介していきますので、この記事を読めばなぜロレックスのエクスプローラーⅡがオールデンとぴったりなのかを理解できます。

 

エクスプローラーⅡとは?

ロレックス・エクスプローラーⅡのファーストモデルが登場したのは1971年、まだまだ地球上には未踏峰や未開の地が残る時代でした。エクスプローラーⅡは名前から連想されるように24時間針を持つ、エクワンの兄弟モデルとして発表されました。

当初エクスプローラーⅡはラインホルト・メスナーというレジェンド的なイタリア人登山家とタッグを組み広告活動をしていました。

ラインホルト・メスナーの画像

偉大な登山家 ラインホルト・メスナー

※写真はWikipediaから

僕がロレックスを知ったのは小学生の時、父の書斎でした。元登山家で、おそらく「山岳部つながり」で購入していたであろう父の自然科学写真誌「アニマ」という雑誌の裏表紙にメスナーはロレックスの広告に登場していました。

 

ラインホルト・メスナー仕様にした?初期モデル

ご存知無い方のためにラインホルト・メスナーに関して記述します。彼は8,000m級峰を全て無酸素で登頂した偉業を持つイタリア人アルピニスト(登山家)、現在も生存中です(2021年で74歳)。

エクスプローラーⅡの初期モデルが「メスナー仕様」と推測できる理由は広告以外にもあります。それは文字盤の外周に24時間用のドットマーカーとバーインデックスが交互に記されている事です。これはエクスプローラーⅡだけに採用され、それ以降ロレックスの他のモデルで見ることは無くなりました。

このダイアル、昼間は問題ありませんが、夜光の中では時間の読取が困難です。メスナーか、ロレックス社のプロダクトデザイナーのアイディアかは不明ですが、僕はメスナーの意見ではないかと思っています。

その理由は当時のエクスプローラーⅡのカタログ。一面にエベレストの写真が掲載され、山岳用を連想させる冊子になっているからです。いずれにしても独善的過ぎたダイアルはヴィンテージになって、初めて人気となりました。

エクスプローラーⅡの初期モデル画像

エクスプローラーⅡの初期モデルは人気がなかった?

※写真はロレックスの公式サイトから

 

21世紀でも「探検」のスピリッツは健在

さてメスナー仕様の初期モデルは全く売れなく、程なくセカンドモデルに置き代わります。あのサイケデリック・ダイアルは無くなり、シンプルな親しみやすいダイアルへモデルチェンジ、白文字盤も新たに追加されます。

エクワンで代々採用されているメルセデス針を採用、キャッチコピーを「洞窟探検家」という特殊時計として再デビュー。カタログからエベレストが消え、鍾乳洞に差しかわりました。

2021年4月に発表されたニューモデルの公式HPでは、背景が再び雪山に変わっています。しかしメスナーの写真は無く、他のプロ登山家の写真記事が掲載中されています。メスナーとロレックスの確執かは不明ですが、年月を経ても「探検」のスピリッツだけは不変です。

 

オールデンと相性が良さそうな白文字盤

ダイアルを変えて、大ブレイク?とはいきません。しかし白文字盤のモデルだけは成功だったと思います。というのも白文字盤モデルはスポーツモデルの中ではレアな存在だからです。

僕はこの白文字盤エクスプローラーⅡこそ、オールデンにピッタリだと思います。マットでブラック縁取りを施した短長針、さらにオレンジの24時間針があることで靴がブラックでもダークバーガンディーでも良いアクセントカラーになります。

また2021年4月のモデルチェンジによって、パワーリザーブが70時間までに延長されたことも見逃せません。機械式時計はクォーツ時計のように電池切れはありませんが、装着していないと、30~40時間程度でゼンマイが解けて止まることが欠点でした。

70時間のパワーリザーブは休日の2日間、時計を外しても止まる事無く、休日明けの時間調整は不要です。これは腕時計を2つ以上で使い分ける人は重宝しますね。

 

昼夜の区別が難しいエリアで本領を発揮する

この時計はスーツとも相性が良いですが、できればフィールドで使って欲しいです。エクスプローラーⅡの24時間針は夜や昼が極端に長い時期がある北極(南極)圏で時刻の判断がつくようにと、設計されています。

また大自然の中のLTE圏外でもエクスプローラーⅡがあればフィールドワークに支障無く、仮にコンパスを落としても24時間針が方位磁石へ早変わりします。

 

まとめ

エクスプローラーⅡはロレックスの中でもアウトドア時計です。だからといって、これら機能がオフィスで不要な事はありません。24時間針もGMTとして使えばデスクワークでも大活躍します。

特殊な機能を備えてもロレックス本来の高い防水性、堅牢性は不変です。また半世紀近く、熟成させたデザインは無駄が無くマスターピースと言っても過言ではありません。オールデンと「史上最強の組合せ」をこの時計で実現させてください。

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