オールデンを修理するなら～凄腕の靴リペアショップシリーズ～《REAL LEATHER DRESSING》 江東区森下

全国で桜が咲きはじめた地域も増えてきました。晴れた日は風も心地よく、お散歩が非常に楽しい季節ではないでしょうか。

さて今回の『凄腕リペアショップ』シリーズでは、東京江東区・隅田川近くのお店をご紹介します。

ヨーロッパで革製品の魅力に取りつかれてしまった山田真司さん

※写真は公式インスタグラムから

革に魅せられた店主が営むリペアショップ『REAL LEATHER DRESSING』

『REAL LEATHER DRESSING』は、修理職人の山田真司さんが1人で営む、江東区森下にある革靴とバッグのリペアショップです。ヨーロピアンテイストな外観のお店は、一歩入るとレトロ感が満載な雰囲気、店内の家具や調度品はほとんどが山田さんこだわりの海外のアンティーク・ビンテージもので揃えられているそうです。

特にアンティークがお好きな方であれば、ついつい長居してしまいたくなる空間ですね。山田さんはかつて美容師として働いていましたが、約2年間のヨーロッパ旅行中に革製品の魅力にすっかりハマってしまい、帰国後は革製品修理の仕事へと転身したそうです。

六本木の一級革製品修理店で経験を積む中でメキメキと頭角を現し、店長を任せられる程になったのちに、2018年4月に独立し本ショップをオープンしました。

修理は全て山田さんが1人で行っており、ヒールの交換やスチール取付といったリペアだけでなく、靴磨きやクリーニング、カラーリングまで全て店内で作業しています。交換パーツの種類もかなり豊富で、特にビブラムソールが多く取り揃えられているので、是非一度公式HPでチェックしてみてください。

また靴だけでなく、破れ補修やファスナー交換等のバッグの修理も山田さんが行っています。気に入ったバッグのダメージが気になっている方は、靴修理と合わせて相談に行っても良いかもしれませんね。更にリメイクや革小物の製作も行えるとのことなので、ご興味のある方はお話を聞いてみてはいかがでしょう。

修理の腕には確かな覚えがある山田さん、「他店で断られたような難しいオーダーにも対応する自信があります」とのこと。個人店の強みとして、職人さん本人としっかりとした打ち合わせが出来る、という事がありますが、気さくで誠実な方なので初めての持ち込みでも相談しやすいのではないでしょうか。

修理から染色、製作まで、革のことなら何でもござれの山田さんが営む『REAL LEATHER DRESSING』、初めての修理依頼にもおすすめのリペアショップです。

『REAL LEATHER DRESSING』の基本情報

Real Leather Dressingは2018年4月に森下にオープン

※写真は公式インスタグラムから

『REAL LEATHER DRESSING』は、江東区森下に店舗を構えています。最寄駅は地下鉄「森下駅」で西側の出口からは徒歩2分、都営新宿線か大江戸線となります。また「清澄白河駅」や「両国駅」からも徒歩15以内の距離なので、関東近郊各方面からのアクセスが良い立地です。

ショップから少し西に行くと、隅田川にかかる橋の1つ「新大橋」があります。この橋が最初に架けられたのは1600年代の江戸時代のことで、その後何度も架け替わりながら数百年に渡って人々に愛されてきました。芸術の中にも幾度も登場し、有名なところでは歌川広重の『名所江戸百景』の中に「大はしあたけの夕立」として描かれていたり、当時東岸に住んでいた松尾芭蕉が「初雪やかけかかりたる橋の上」と句に詠んだりしています。

また1923年の関東大震災の際には、隅田川に架けられた橋がことごとく焼け落ちる中で唯一被災せず、多くの人々を対岸に渡して救ったことから『人助け橋』とも呼ばれています。現在架かっている新大橋は1977年に出来たもので、通行者に閉塞感を与えないシンプルな構造の橋となっており、夜間はライトアップも行われているそうですよ。

隅田川対岸の中央区側には「中央区立浜松公園」などもあるので、お時間のある方は是非新大橋を渡ってみてはいかがでしょう。

革のスペシャリストが営むリペアショップ『REAL LEATHER DRESSING』、気負わず相談しやすい、どこか落ち着く修理店です。