オールデンを修理するなら～凄腕の靴リペアショップシリーズ～番外編《「丸屋」 渡邉広太氏》 静岡

丸屋は金座ボタニカ内402号室

連日オリンピックが盛り上がっていますね。特に台風接近の中でのサーフィンは日本と思えないほど波が高く、ダイナミックな演技に興奮しつつ観ていて少しハラハラとしました。

引き続き選手の皆さんには全力を尽くして頑張って欲しいですね。

さて今回『凄腕リペアショップ』シリーズの番外編として、静岡で話題の靴磨き職人さんをご紹介させて頂きます。お近くにお住まいの方は是非チェックしてみてください。現在、配送で非対面での靴磨き・靴修理サービスも行っています。

個性派店長が営む靴磨き専門店『丸屋』

渡邉広太さんの人柄が伝わってくる。多くのファンが店舗で会話を楽しむ

『丸屋（まるや）』は、2018年に静岡市葵区でオープンした靴磨き専門店です。

店長の渡邉広太（わたなべこうた）氏が一人でひっそりと営む隠れ家のようなお店ですが、その温かく情熱的な人柄と確かな靴磨き技術で、ついつい頻繁に通ってしまう常連さんも多いそう。

元々ファッション好きだった渡邉さん、自分で購入した『良い革靴』の手入れから靴磨きにハマって、友人の靴磨きも頼まれるようになり、口コミでお客さんが増え、2018年に念願のお店を持つようになったそうです。

そのため人と人との縁を大切にしているとのことで、お店のイメージは『大人の社交場』。

靴磨きの依頼とともに、たわいない話から真面目な話まで会話を楽しみ、ピカピカの靴と共に笑顔で帰る、そんな素敵なお店です。

忙しい方や遠方の方向けに郵送での靴磨きも受け付けているそうですが、渡邉さんの魅力はやはり対面でこそでしょう。

お店を営みつつも様々なセレクトショップや百貨店、企業、個人への出張靴磨きなど、フットワーク軽く活動されている方なので、是非一度その技術と人柄を体験してみてはいかがでしょうか。丸屋は現在、靴磨きだけでなく修理まで請け負っています。

『丸屋』の基本情報

渡邉広太さんのもとへ全国から依頼が舞い込む

丸屋は静岡市葵区にある『金座ボタニカ』内に店舗を構えています。

最寄りは静岡清水線の『新静岡駅』ですが、J R『静岡駅』からも徒歩20分ほどの距離なので隣県からも訪れることが出来ますね。

金座ボタニカは『シェアオフィス・システム』という、江戸時代でいうところの職人長屋のような施設で、様々な業界のアーティスト・クリエーターが空間をシェアしあって活動しています。

建物は元々三菱商事の社員寮だったものが昭和60年に閉鎖、その後廃墟同然になっていたところを最小限の改修で再生し、昭和の歴史を感じるアーティスティックな外観に、またヴィンテージの家具が置かれた内装も昭和モダニズムを感じさせますよ。

丸屋の他にはデザイナーや美術家のスタジオ、ギャラリーや展示スペース、またこだわりの古着ショップなど非常に味のある空間となっていて、更にアートスペースでは時期によって演劇や作品展示、写真展など様々なイベントが行われています。

今はめっきり少なくなってしまった昭和の空気感が好きな方は、靴磨きのついでに金座ボタニカ内を散策してみるのも楽しいですね。