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オールデンにアクアスキュータム(Aquascutum)のバルカラーコートをコーデ

A shine and geekのインスタグラム @newyorkandtokyo ではオールデンの写真を多数アップしてます。

 

こんにちは!イギリス大好きライターanzuです!

これまで世界初のレインコートを生み出したイギリスのブランド「マッキントッシュ」のゴム引きコートや「バブアー」のオイルドジャケット、アメリカ生まれの「Filson」のジャケットをご紹介しました。

 

今回も前回に続きイギリスの老舗コートブランド、「アクアスキュータム」のバルカラーコート(通称ステンカラーコート)をご紹介します。

マッキントッシュが世界初の防水生地を生み出したのに対し、アクアスキュータムは世界初の「防水ウール生地」を発明しました。また、アクアスキュータムはトレンチコートの元祖を作り出したとも言われています。ですが今回はトレンチコートではなく、よりシンプルで人気の高い、またオールデンとも相性の良さそうなバルカラーコートをご紹介します。

「それを身につける者は、上品さ、上質、時代を超えて一流であることの価値を知っている」

というメッセージを掲げ、英国王室にも愛されたアクアスキュータム。ブランド名アクアスキュータムはラテン語で「水」を表す「aqua」、「盾」を表す「scutum」の2語を組み合わせた造語で「防水」を意味しています。

 

アクアスキュータムの歴史について

ロンドン万国博覧会が開催された1851年、ロンドンの高級住宅地メイフェアにジョン・エマリー(John Emery)氏が創立。

その2年後の1853年、世界初の防水ウール生地を開発します。

同年に始まったクリミア戦争で、イギリス軍がその防水ウール生地のコートを将校用に採用したことから知名度が飛躍的に上がりました。

そこから事業は広がり、1895年にはロンドンの中心部リージェント・ストリート100番地の角に旗艦店をオープンさせました。

英国軍の戦闘服として生産されていた防水コートだったのですが、評判は王室の耳にも入り、イギリス国王エドワード7世は、プリンス・オブ・ウェールズ(グレンチェック)のコートを注文。そこから、ファッション向けブランドとして広まりました。

1897年にはロイヤルワラント(王室御用達)も獲得しています。

1900年に入ってからはレディース向けのアウターデザインにも着手。

デザイン性、機能性共に高いコートや帽子は、婦人参政権を訴えていた女性活動家たちからも熱い支持を受けていました。

1980年代には、ジョン・メージャー元首相やマーガレット・サッチャー元首相を含む、多くの政界の大物たちがアクアスキュータムを身にまとったと言います。

そして第一次世界対戦が勃発した1914年、アクアスキュータムの代表的存在である「トレンチコート」の原型となるコートが開発されます。

戦場の兵士たちは、優れた耐久性と防水性を称賛し、身につけていたそうです。

しばらくは兵士用のコートとして出回っていましたが、その後王族やスターたちも愛用するようになり、一般に広まっていったと言います。

 

オールデンと合わせるならバルカラーコートに注目

メンズコートの中で、最もシンプルなのがバルカラーコートです。

アクアスキュータムの「バルカラーコート」をオールデンとコーデ

※写真はアクアスキュータムの公式サイトから

このスタイルのコートを総称してバルカンコート、バルマカーンコートとも呼ばれ、日本ではステンコートとも呼ばれていますが、アクアスキュータム公式サイト内での表記(商品名)はバルカラーコートです。

19世紀末頃にイギリスで原型が登場していたという、クラシックな定番コート。オンでもオフでも使え、ビジネスパーソンから就職活動中の学生まで幅広い層に浸透しています。

後ろ襟が前より高く、折り返す形になっているデザインとフライフロント(比翼仕立て)、ラグランスリーブのゆったりとしたシルエットが特徴です。アクアスキュータムのバルカラーコートは、緩やかなAラインを描くシルエットで、雨天時の通気性を配慮された適度なゆとりがあります。

裏地の落ち着いたトーンのブルーとブラウンのチェックがトレードマークです。素材はもちろん防風・撥水素材を使用。リサイクルポリエステル、オーガニックコットンを使用した環境に配慮した素材でもあります。

ボタンなど一切の装飾はなく、究極にシンプル。バルカラーコートの2大ブランドとして「バーバリー」と「アクアスキュータム」がありますが、アクアスキュータムのバルカラーコートの方がよりシンプルで、洗練された雰囲気です。

こなれた程良いゆとりと、クラシカルな気品を持つバルカラーコートはビジネスシーンにはもちろん、カジュアルにも、どんなスタイルにもしっくり合わせられます。

 

歴史的背景を持つプロダクトの魅力

今回ご紹介したアクアスキュータムの撥水コートをはじめ、撥水性を高めたマッキントッシュのゴム引きコート、優れた防水・防風機能を実現させたバブアーのワックスドジャケット、ティンクロス素材で強靭に仕上げたフィルソン(アメリカ)のティンクロスフィールドジャケットなど、伝統的ブランドのコートは兵士のため、漁師や港湾労働者、ハンターのためであったりと、目的と実用性を求めて作られた原点を持つものばかりです。

過度な装飾はなく、シンプル質と実用性にこだわったクラシックでスタンダートなスタイル。

素材の良さを脚色せず、最大限に引き出したデザイン。

これが、クラシックウェアの真骨頂だと思います。だからこそデザインに飽きがこなく、素材にこだわられているから丈夫で長く愛用できる。手に入れた段階はまだ未完成で、オーナーが使いながら育てていくプロダクトなんです。そんなアイテムに囲まれて、豊かな人生を歩んでいきたいですね。

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