オールデンを修理するなら～凄腕の靴リペアショップシリーズ～《ハドソン靴店》横浜 反町駅

2021年4月25日 23:25〜 情熱大陸でハドソン靴店の村上塁さんが特集されました。村上氏は「靴修理」をしているわけではなく「思い出のメンテナンス」をしている、という意味が理解できるでしょう。情熱大陸の公式YouTubeチャンネルもアップロードされていますので、本記事の最後にリンクを貼っておきます。

横浜市神奈川区にあるハドソン靴店　オーナー村上塁さんの眼差し

※写真はハドソン靴店のサイトから

こんにちは、うりちきです。
オールデンを愛用されている方であれば、日々のお手入れなどはしっかりご自身でやられているかとは思いますが、いざという時にオールソールやメンテナンスに出したい場合には、信頼できるリペアショップにお願いしたいですよね。そこでこのシリーズでは、オールデンの修理にも対応している『凄腕リペアショップ』をご紹介していきたいと思います。
ショップの特徴、雰囲気、地域など、是非お店選びの参考にしてください。

昭和３６年創業　伝統的技法にこだわる職人がいるショップ『ハドソン靴店』

ハドソン靴店は、横浜で昭和３６年から５８年に渡って、靴職人がオーダーメイドの靴の製作、高級靴の修理を行ってきた老舗リペアショップです。
その二代目店主となる村上塁さんは、靴の専門学校卒業後に３人の靴職人の下で技術を学び、師匠の１人である先代店主の佐藤正利さんよりこのお店を受け継ぎました。
先代は吉田茂元首相の靴を製作したり、他にも数々の受賞歴を持つ凄腕の靴職人で、その技術を受け継ぐ村上さんも『靴職人としての自分にウソはつかない』をモットーに、一切妥協しない手間隙かけた仕事をされているそうです。

ハドソン靴店の店内。道具の幅とパーツの量にプロですら驚くだろう

※画像は情熱大陸のTwitterから

１つ１つの靴の製法や状態に合わせて、靴職人が自ら研いだ愛用の道具は勿論、糸１本釘１本にまでこだわった伝統技法で丁寧に行う修理は、決して現在主流の機械修理では出来ない仕上がりに。
破損部分の修理やソールの交換といった作業はもちろん、顧客１人１人の細かな希望やこれまでの思い出も大切に、時には２時間かかることもあるという入念な打ち合わせから行われる修理依頼は『完全予約制』となっています。

靴本体とアウトソールを接合するための糸を自作する村上塁さん

※画像は情熱大陸のTwitterから

色味や強度に拘るため、出し縫いの糸（靴本体とアウトソールを接合するための糸）を自作したり、靴を全部バラして（解体して）から、新たな部品を使って再構築したりと、他の修理店では難しくて対応できないと断られた靴たちも集まるハドソン靴店、日本全国は勿論、海外からも修理依頼が来る名店です。
『思い入れのある靴を大切に長く履きたい』『思い出を蘇らせたい』という方に、確かな技術でしっかりと寄り添ってくれるリペアショップではないでしょうか。

ハドソン靴店の基本情報

ハドソン靴店の村上さんの気さくな笑顔。オールデンのメンテナンスを相談してみよう！

※写真は情熱大陸の公式サイトから

ハドソン靴店は横浜の松本町に位置し、最寄り駅は東急東横線『反町駅』か地下鉄ブルーライン『三ッ沢下町駅』から徒歩７分、『横浜駅』からも歩いて20分程で辿り着けるので、関東にお住まいの方は訪れやすいですね。

お店は大通り（横浜新道）から一本北側に入った、下町風情を残す松本３丁目商店街の一角に位置しています。お店構えはこじんまりとしているので、初めての方はしっかりとマップを確認しながら向かってくださいね。

行き方は反町駅からは横浜新道を西へ、三ッ沢下町駅からは横浜新道を東へ進み、『NAGI COFFEE』という喫茶店を目印に一本北へ入ってください。ちなみにこのNAGI COFFEは、自家焙煎をしているお店で非常に美味しいドリップコーヒーが頂けると地元では人気の喫茶店だそうですよ。
お天気のいい日には横浜駅から東横線に沿って『東横フラワー縁道』のお散歩を楽しみつつ向かうというのも良いかもしれませんね。

凄腕の靴職人『村上塁さん』が営む横浜の老舗リペアショップ、もし貴殿のオールデンにトラブルが起きた際には、是非ハドソン靴店に相談してみてください。

2021年7月2日追記。以下、情熱大陸の公式YouTubeチャンネルです。