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オールデンをもっとラグジュアリーにコーデする「ラグスポ」ウォッチを2つセレクト

シューツリーと蝶ネクタイの画像

世界で活躍する男に「ラグスポ」があれば突然のパーティーでも対応可

 

こんにちは。当ブログ「オールデンのコードバンが大好き」で機械式腕時計を担当しているGoroです。さて前回と前々回、人気スポーツモデルの腕時計を紹介してきました。

下の記事もぜひご覧ください。

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しかし最先端の「時計トレンド」を追及したい人には「ラグスポ」がおすすめです。2010年代、腕時計ブランドは挙って、このジャンルへ「主力級モデル」を投入しています。ラグスポってどんな時計?詳しく紹介します。

 

「ラグ・スポ」はステンレス・ブレスレットが必須

ラグスポは「ラグジュアリー・スポーツ」モデルの略称で、ラグジュアリーな装いを持つスポーツウォッチです。明確な定義はありませんが、素材はステンレス製のブレスレットであることと、一定以上の防水機能(約10気圧以上)があるモデルをラグスポと呼びます。

ラグジュアリーでスポーティーという、矛盾するような表現ですが、最近はアパレルの世界でもその傾向があるように感じます。例えばモンクレールのダウンジャケットなどはまさにラグスポそのもの。僕はオールデンもある意味「靴のラグスポ」だと思っています。

 

当ブログの管理人 A shine and geekから一言

なるほど、面白いですね!ウィングチップのブーツは通称「カントリーブーツ」とも呼ばれ、本来、野山を歩き、キャンプやハンティングなどを楽しむシーンを想定されたものです。これらの用途のために希少で美しいコードバンを用いる、という点で、確かにオールデンは「靴のラグスポ」なのかも知れません。

 

ラグスポが世界的な人気になった大きな理由

ラグスポが人気になった大きな理由はデザイン性に優れ、多少荒く使っても壊れない事が大きな要因です。その他に時計専門誌では中国に住む方から受け入れられた事も大きい、という分析もあります。

高温多湿なアジア圏ではレザーストラップだと、どうしても汗や水分で皮革が劣化します。また前の記事でも書きましたが、ダイバーズウォッチがビジネスシーンにおいて認知されてきた事も背景にあるでしょう。

 

ラグスポのDNAはジェラルド・ジェンタ氏から始まった

元々、腕時計のラグジュアリースポーツモデルは2010年以前より僅かですが存在していました。例を挙げると過去記事で紹介した、パテック・フィリップ(PP)の「ノーチラス」と、オーデマ・ピゲ(AP)の「ロイヤル・オーク」です。これらモデルはラグスポウォッチの2トップと言っても過言ではありません。

前者が1976年、後者1972年のモデルで、半世紀近く続くラグスポを牽引するアイコンモデルです。デザイナーは両製品共に時計デザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタが手掛けました。

現在、ジェンタがデザインしたラグスポは多く存在し、ブルガリ、IWC、SEIKOに至るまで名だたるブランドが彼のデザインを採用しています。

全てでは無いにしても、ラグスポのゲノムには「ジェンタのDNA」が含まれていると僕は考えます。

 

おすすめのラグスポモデルを二つご紹介します

 

①ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」Vacheron Constantin Overseas

Vacheron Constantin Overseas

ヴァシュロン・コンスタンタンの「オーヴァーシーズ・オートマティック」

写真はヴァシュロン・コンスタンタンの公式サイトから

おすすめモデル、ひとつ目は世界3大ブランドのひとつ、ヴァシュロン・コンスタンタン(VC)の「オーヴァーシーズ・オートマティック」です。

世界3大ブランドの残り2つは前述の「パテック・フィリップ(PP)」と「オーデマ・ピゲ(AP)」。「ヴァシュロン・コンスタンタン(VC)」は知名度では2社に及ばないものの、時計好きからは根強い人気を誇る時計メゾンです。

このモデルの特徴はラグスポらしい、ブルーの文字盤に装着感の良いステンレスブレスレットにあります。しかもこのブレスレット、実はレザーとラバーのストラップへ簡単に付け替えが可能です。世界中を飛び回るユーザーが、もし旅先で突発的なパーティーに招かれてもスムーズにストラップを取り替えれば、カクテルグラスを渡されても困りません。

これの初代モデル「222」というモデルのデザイナーが前述のジェラルド・ジェンタだと噂された時期がありました。ケースの形こそラウンドですが、ブレスレットとラグが一体となったスタイルはまさに「ジェンタ」の真骨頂を思わすデザイン。

公表された「222」のデザイナーはヨルグ・イゼック氏でしたが両者はプライベートで交流があったそうで、ジェンタの雰囲気を醸し出している理由はそこなのかも知れませんね。

 

②カルティエ「パシャ」

Pasha de Cartier

「パシャ ドゥカルティエ」- Pasha de Cartier 妖艶な鎖が人々の目を引く

写真はカルティエの公式サイトから

2つ目のおすすめラグスポは2020年リニューアルされた、カルティエの「パシャ ドゥカルティエ」です。原型となるモデルは1943年製造したモロッコのパシャ(太守、高官という意味)「エル・ジャヴィ公」からの依頼されたことにあります。

1985年復活し、その後1995年発表の「パシャC」というスポーティーモデルが大ブレーク、僕もこの時代に好きになりました。2020年リニューアル発表されたモデルでは基本デザインはそのままで、ベゼルに微調整を加え、明らかに「ラグスポ度」がアップしています。特徴はパシャのシグネチャーである鎖付きの大きなリューズガードです。

人々の目を惹き、妖艶な感情を呼び起こす雰囲気こそ、パシャの魅力でしょうね。

 

「ラグスポ」ウォッチのまとめ

ラグスポは専門誌の間でも、「今後、需要が高まる時計」と予想されていて、これまでの高級時計の概念を覆す、「高くても壊れない時計」が業界標準になりそうです。オールデンも優れたデザインと強靭な造りで、多くのコレクターが愛してやまないブランドです。これからのプロダクツは「強くてエレガント」であることが、ますます重要になってくるでしょう。

旅行先で突然のパーティーに招かれるオールデンコレクターの方!「ラグスポ」のウォッチをチェックしてください!

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