オールデン インディブーツ405 誕生秘話！コードバンモデルも解説

オールデン愛好家ライターのヒロノです！

突然ですが、オールデン通のみなさんには好きな映画はありますか？

私はあまり映画を鑑賞するタイプではなく、2時間も座ってられるか！などと風情のないことを言ってしまう性格なのですが･･･(笑)

ヒント。デニムパンツとインディーブーツのコーディネート

そんな私がこのブログで取り上げる映画とは、さて一体どの作品でしょう？

“オールデン” そして、“映画”。

察しのいいあなたなら分かりますね。

答えは･･････

不朽の名作「インディ・ジョーンズ」！

劇中で使用されているインディーブーツに魅了された方も多いのでは？今回は映画「インディ・ジョーンズ」からオールデンを紐解いていきますよ～！

インディーブーツ405誕生秘話

A shine and geek氏の部屋にはIndiana Jones劇中で鞭を振るDr.Jonesの姿が

1981年に製作された「インディ・ジョーンズ」で主人公・ジョーンズ博士が履いているワーカーブーツは、実はオールデンで特注されたモデルであるというのは今や有名な話。

それではオールデンのインディーブーツの誕生秘話について見ていきましょう！

当初は違うブーツが用意されていた

ウールパンツなど、クラシックなパンツとのコーディネート

「インディ・ジョーンズ」の製作裏では、当初はオールデンではなく違うメーカーのブーツが用意されていました。

しかし主人公を演じたハリソン・フォードは制作陣が用意したブーツが映画に合わないと判断し、なんと自らオールデンにブーツを特注したんだそう。エイジングの進んだ男らしい無骨なブーツは、ハリソン自らが冒険のパートナーに選んだものだったのですね。

ハリソン・フォードはオールデンのファンだった？

ドクタージョーンズも真っ青。チノパン、コットンパンツとのコーディネート。

ではなぜハリソン・フォードはわざわざオールデン社にブーツを注文したのでしょうか？

実は、彼は元大工で以前からオールデンのブーツを愛用していたと言われています。長時間履いていても疲れないタフなブーツとしてオールデンに絶対の信頼を置いていたのですね。

ハリソンが愛用していたのはオールデンの「トゥルーバランスラスト」のブーツ。そのため撮影で使用するブーツも同じラストで発注したのだそうです。

405インディーブーツの特徴

ジョーンズ博士が冒険の際に必ず履いていったインディーブーツ。その特徴をご紹介します。

インディーブーツとスウェットパンツとのコーディネートもキマってしまう。

製作年で異なるレザー

インディーブーツは発売当時オースティンカーフという革で製作されていましたが、2017年からはブラウンカウハイドレザーでの製作に切り替わっています。つまり、同じインディーブーツでも年代によって使用されているレザーが違うということですね。

ユーズド品を狙っている方はこのあたりも調べてみると面白いかも！使っているレザーが違うので質感はもちろん、色味も若干違うみたいですよ。

ハリソンも愛したトゥルーバランスラスト

トゥルーバランスラストはオールデンの持つラストの中で最も幅広な木型。足幅のある日本人にもおすすめなラストです。

比較的ゆったりとしているので足入れが楽という利点があります。そのうえしっかりと足にもフィットしてくれるのがさすがオールデンといったところ。履き心地、フィット感ともに高いレベルの水準を持つ、まさにオールマイティーなラストです。

歩行の疲労を軽減するトーマスヒール

405モデルではレザーではなく樹脂で作られたThomas heelが採用されている

インディーブーツ405はトーマスヒールと呼ばれる特殊なヒールが採用されています。

トーマスヒールはヒールの底の内側がつま先方向に長く作られているのが特徴です。この形状のおかげで土踏まずを支える面積が増え、疲労軽減に繋がるそう。まさに冒険にぴったりな作りですね。

コードバンのインディーブーツも見逃せない

ここまで本家インディーブーツについて語ってきましたが、このブログを読んでいらっしゃる方はカーフよりもコードバンがお好きなのでは？安心してください、もちろんインディーブーツにもコードバンモデルが存在しますよ。

86968HC

コードバンのインディーブーツもかっこいいです。

当ブログオーナーが所持しているのがこのモデル。コードバンになるだけで随分印象が変わりますね！405の機械縫いの白ステッチも素敵ですが、コードバンモデルの手縫いのモカ縫いもなかなか魅力的です。

コードバン×インディーブーツは他にも

40508HC、M5913H、D8910HCなど、コードバン仕様のインディーブーツは他にもあります！これらの何が違うかというと、カラーやラスト、アウトソール、ウェルトの仕様が微妙に異なるのです。

同じインディーブーツですがラストが違うだけで大きく印象が変わります。

たとえば、

コマンドソールとダブルレザーソール

ストームウェルトとフラットウェルト

270フラットウェルトと360フラットウェルト

アイレットとスピードフック

などなど･･･まるで呪文のようですが･･･

このあたりは好みと巡り合わせです。ディテールの違いによって多くのモデルナンバーが存在するので、まずは革の素材とラストに注目して選んでみてはいかがでしょう。

インディーブーツで日常に冒険を

映画「インディ・ジョーンズ」に登場するオールデンのインディーブーツについて解説しました！

インディーブーツ405は、名俳優ハリソン・フォードの作品にかける情熱と、それに見事に応えたオールデン社のタッグが生み出した名作ブーツです。コードバンモデルもあり、どちらもそれぞれに捨てがたい魅力があります。

さぁ、あなたもインディーブーツを履いて冒険の旅に出かけましょう！